はじめに
英語の資格試験ってたくさんあって、どれを受ければいいのか迷ってしまいますよね。
中でもよく耳にするのが「TOEIC」と「TOEFL」
でも、なんとなく名前は知っているけれど、実際にどんな違いがあるのか、どっちが自分に合っているのか分からない…
そんな方も多いのではないでしょうか?
この記事では、自分の目的に合わせてTOEICとTOEFLのどちらを選ぶべきか、その違いや活用シーン、効果的な学習法まで、分かりやすく解説していきます。
1. TOEICとTOEFL、どっちを選ぶべき?英語試験選びの重要性
01 自分に合った試験を選ぼう
英語学習の目的は人それぞれ。国内でのキャリアアップを目指すのか、それとも海外の大学に留学したいのか…。
目的に合った試験を選ぶことで、無駄なく、効率よく英語力を伸ばせるんです。
02 TOEICとTOEFLってどんな試験?
- TOEIC(トーイック)は、主にビジネス英語にフォーカスした試験。国内企業の就職や昇進でスコア提出が求められることも多く、日本ではかなりメジャーです。
- TOEFL(トーフル)は、アメリカをはじめとする英語圏の大学への留学に必要な試験で、アカデミックな英語力を測ります。
2. TOEICとTOEFL、どっちを選ぶべき?基本的な違い
01 試験の目的と活用シーン
試験名 | 主な目的 | 活用シーン |
---|---|---|
TOEIC | ビジネス英語の運用力を測る | 国内企業での就職活動、昇進評価 |
TOEFL | アカデミックな英語力を測る | 海外大学・大学院への出願、学術研究 |
つまり、国内志向ならTOEIC、海外志向ならTOEFLが基本です。
02 試験内容と構成
- TOEICはリスニング(約45分)とリーディング(約75分)の2技能を測定。合計2時間のマーク式試験です。
- TOEFL iBTは、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4技能を測る試験で、試験時間は約3時間。
TOEFLは、英語力全体をバランスよく問われる試験なんですね。
03 出題傾向の違い
- TOEICは「会議のスケジュール」「出張の手配」「メールのやりとり」など、ビジネスや日常生活が中心。
- TOEFLは「大学の講義」「学術論文」「ディスカッション」など、アカデミックな場面が中心。
TOEICは、知識や教養としてではなく、日常生活やオフィスで使われる英語力を測ることを目的としたテストです。英語を使った実際のコミュニケーション力を見るという点に、とくに重きを置いています。
3. TOEICとTOEFL、どっちを選ぶべき?試験を選ぶポイント
01 国内就職やキャリアアップを目指す場合
「就職活動でアピールしたい」「昇進の条件にTOEICスコアがある」という場合は、TOEIC一択です。
特に以下の業界ではTOEICスコアが重要視されます。
- 外資系企業
- 総合商社・メーカーの海外部門
- 航空業界(CA・グランドスタッフなど)
- IT・通信企業
600点〜800点以上が求められるケースが多いです。
02 海外留学や国際的な学術活動を目指す場合
「アメリカの大学に進学したい」「留学を目指している」という方は、TOEFLが必須になります。
以下のような場面でスコア提出が求められます:
- アメリカ、カナダ、オーストラリアの大学出願
- 海外大学院での学術研究
- 交換留学プログラムへの応募
多くの大学では80点〜100点以上が目安となっています。
03 両方のスコアが求められるケースとその対策
最近では、TOEICとTOEFLの両方のスコアが求められる企業や教育機関も増えています。
例えば、
- 外資系企業+社内留学制度がある場合
- 国際機関へのインターン応募時 など
このような場合は、まずは自分の得意分野から攻略していきましょう。
TOEICでビジネス英語に慣れてから、TOEFLに挑戦するのもおすすめです。
4. TOEICとTOEFLのスコア換算と目安
01 スコア換算表の紹介(参考値)
TOEIC | TOEFL iBT | CEFR(欧州言語共通参照枠) |
---|---|---|
400〜495点 | 35〜45点 | A2 |
600〜695点 | 60〜78点 | B1 |
800〜895点 | 85〜100点 | B2 |
900点以上 | 105点以上 | C1 |
※これはあくまで目安であり、正式な換算表ではありません。
02 CEFRレベルとの対応関係
CEFR(セファール)は、ヨーロッパで使われている語学力の国際基準。TOEICもTOEFLも、この基準に合わせてスコア換算されるケースが増えています。
5. TOEICとTOEFL、どっちを選ぶべき?効果的な学習方法と対策
01 TOEIC対策のポイントとおすすめ教材
- リスニング強化:通勤時間にTOEIC公式問題集の音源を聞く
- 単語力アップ:『金のフレーズ』など頻出語彙を覚える
- 実践力向上:公式問題集で模試を繰り返す
おすすめ教材:
- TOEIC公式問題集シリーズ
- TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ
02 TOEFL対策のポイントとおすすめ教材
- アカデミック語彙を習得:『TOEFLテスト英単語3800』が定番
- スピーキング・ライティングの練習:オンライン英会話で実践
- 公式模試で時間配分に慣れる
おすすめ教材:
- Official Guide to the TOEFL Test
- TOEFLテスト英単語3800
03 両試験に共通する英語力向上のための学習法
- 英語ニュースやポッドキャストを聞く(CNN, BBCなど)
- 毎日の英作文練習(短くてもOK)
- 英語で日記を書く(アウトプットの習慣化)
6. まとめ
01 自身の目的に合わせた試験選択の重要性
「就職のためのTOEIC」「留学のためのTOEFL」といったように、自分の進みたい道に合わせて試験を選ぶことが大切です。両方受ける必要はありませんが、状況に応じて使い分けるのがベスト!
02 効果的な学習計画で目標スコアを達成しよう
どちらの試験も、**正しい対策を継続的に行えば、必ずスコアは伸びていきます。**自分に合った教材と学習法を見つけて、目標達成に向けて一歩ずつ進んでいきましょう!